【感想】ラブライブ!サンシャイン!! #3 ファーストステップ
感想
・完勝からのスタート
・千歌と穂乃果、リーダーとしての資質の違い
・鞠莉さん最高かよ…
完勝からのスタート
これは今までのスクールアイドルの努力と、町の人たちの善意があっての成功ですわ
勘違いしないように
おや?と思わせたセリフ。これが「町の人たちの善意があっての成功ですわ」だけだと普通の良いセリフなのですが、「これは今までのスクールアイドルの努力と」が入ると意味深なセリフに変わります。
μ'sは講堂スカスカの「完敗からのスタート」だったのですが、Aqoursは対称的に体育館満員のまさに「完勝からのスタート」。この対比はアニメだけでなく中の人的にも同じことが言えそうです。つまりキャストについてもμ'sは知名度ゼロからのスタート、Aqoursは先代が築いてきた土台の上からのスタート。
一部の過激な人からは「サンシャインアニメ早すぎ」とか「もっとμ'sみたいに下積みを重ねてからだな」という意見が、今はあまり見られませんがちょっと前までは見られたものです。そういう繊細なところをアニメで触れてきたのはなかなか大胆、かつ運営側もそれを自覚しているんだぞと意思表明が見られる良い表現だと思いました。
「完敗からのスタート」ならあとは上がるだけなのですが、「完勝からのスタート」なら下がることもあります。この3話ではそれを匂わせる表現も。果南から漂うシリアス要素は今後のストーリーにどう関与していくのか…。
完全に妄想なのですが、果南たち3年生はかつてスクールアイドルに関する活動をやっていて、やがてμ'sという壁にぶつかってしまう。いくら頑張ってもμ'sは越えられない、挑戦や努力は無駄なんだというトラウマを抱えてしまう。だからダイヤと果南は千歌たちの活動を好ましく思っていない。鞠莉は再挑戦への期待を胸に抱いている…みたいな。
μ'sが成功に成功を収めたからこそ次世代の大きな壁として立ちはだかる。これはキャラとしてもキャストしても同じ。この課題をアニメで絡めてきたらすごく良いなと思います。なかなか難しいと思いますけどここは期待したい…!
千歌と穂乃果、リーダーとしての資質の違い
部活成立or廃部がかかったファーストライブは、結果としては大成功になりましたが、最初は数人しか集まらず心が折れかけた千歌たち。さらに追い打ちかける停電。涙声で歌う千歌には同情したのですが、このシーンを見返して思ったのがこれが穂乃果だったらどうしたのか、です。
私ね、普通なの
― #1 輝きたい!!
いつもメンバーからツッコまれまくり、いじられまくりの、完全な下っ端リーダーなんだけど
― 1stシングル 自己紹介
アニメとCDでは若干の設定の違いがあるのでそのまま当てはめることはできないのですが、千歌は完璧超人としては描かれていない、みんなを牽引するには若干の力不足感が見られます。どっちかというと曜の方がリーダーとしてふさわしいっぽい?
一方で穂乃果はもうめちゃくちゃなことを言ったりやったりで、でもその行動力がみんなをやる気にする原動力となる、まさに「リーダー」って感じの人物です。穂乃果だったら停電しても「やろう」の一言で、たとえ数人しか集まらなかった体育館も賑わせたんじゃないかなー、と思わせるほど。
1話~3話のストーリーは、μ'sのそれをなぞっているように見えつつ、細部では大きく変わっているように見えます。これが中盤から終盤にかけて影響してくるのではないでしょうか。今回はμ'sの楽曲も出なかったし、着々と彼女たちのストーリーにシフトしていくのでしょう。
鞠莉さん最高かよ…
Bパートばかりの感想となってしまいましたが、実際見ているときはAパートの展開や話の掛け合いに心躍りました。いやー3年生いいわー。特に鞠莉さんは2話ぶりの登場、しかも1話は「二年ぶりですか」だけのセリフだったのに、今回は展開を一人でかっさらっていく。もうすごかったですわ。
個人的に3年生はかなりポイント高いです。だから上映会はなんとしても行こう!
www.lovelive-anime.jp
でもこれ最終回含んでいるから倍率すごそうだな…。